Project

いつでもどこでも
わが家を見守ることの
できる幸せ。

PLATFORM HOUSE

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PLATFORM HOUSEとは積水ハウスの「プラットフォームハウス構想」が掲げる新たな住まいのあり方です。先端技術を用いて住まい手のデータを活用し、幸せの基盤となる「健康」「つながり」「学び」のサービスを提供します。その第一弾となるのが「PLATFORM HOUSE touch」。例えば各部屋の室温や照明のスイッチなど、家の状態確認や機器の操作をスマホひとつでどこからでも行えるサービスです。

プロジェクトメンバー

プラットフォームハウス推進部の先輩の写真

プラットフォームハウス
推進部の先輩
2018年入社

手のひらで"わが家"にアクセスする新たな暮らしの提案。

PLATFORM HOUSE touchは、わが家の間取りが描かれた図面を見ながら家の状態にアクセスできます。
例えばその内の「住環境モニタリング」という機能では、部屋の中と家の外の温度・湿度の変化をグラフ表示したり、熱中症の危険があるときにはアラートを通知でお知らせすることができます。
図面やアイコンを使うことでわかりやすく、直感的に操作できるところがポイントです。

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"あったらいいな" を叶える喜び。

「住環境モニタリング」の他には、「わが家リモコン」という、家の中や外出先から対象機器の状態確認・操作ができる機能があります。
例えば、共働きで小学生の子どもを持つ親は、子どもが学校から帰宅したことがわからないと不安だ、という意見が企画メンバーのなかで出ていたそうなんです。
そこで玄関ドアをカードキーで解錠するとオフィスで働いている親に通知が届く仕組みが生まれました。
発売前にプロモーションムービーがつくられたのですが、「帰宅・外出の通知」のシーンで子どもがランドセルを背負って帰宅する場面を見るたびに、子育て期の苦労を思い出し感動で胸が熱くなる、と言っていた社員もいたとか(笑)。

パイロットプロジェクト(試験的な取り組み)で22邸ほどのお客様にアンケートを取らせていただいた際にも、「わが家リモコン」について「とても便利だね」とお声をいただけました。その時のお客様は「家のシャッターを一括で開けられるのが特にいい」と喜んでいただけていたようで、嬉しくなりましたね。
自分の頑張りでサービスをより良いものにすることができれば、それが結果的にお客様の幸せへ繋がっていくことにやりがいを感じています。

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"なぜそのサービスが必要なのか?"
その背景を考えることが重要だと思います。

企画段階では他にも、前もってエアコンのスイッチを入れお風呂を沸かせば家族で過ごす時間にゆとりが生まれるよね、とか、家のなかでの熱中症が多いようだけどどうやって解決する?など、日々の生活で起こるニーズやふとした気づき、瞬間をメンバーで洗い出していたそうです。さらに議論によって本当に必要なものを見極め、ITを活用してどのように解決できるか何度もシミュレーションを重ねて企画が固まり、私の担当する開発フェーズへと進んでいきました。

現在リリースされているアプリには家の外から電気錠を閉められる機能がありますが、お客様からは「家の外から鍵を開けることはできないの?」とご質問いただくことがあるんです。
もちろん、システムをハッキングされないよう万全の対策を施していますが、やはり家の外から鍵を開けられるようにするにはセキュリティ面での課題が残ります。
お客様のご要望に向き合うことを大切にする一方で、「なぜそのサービスが必要なのか?」「本当に便利で安全なものなのか?」といったことは、しっかりと考えるようにしていますね。

いろいろなサービスを作っておき、お客様が使いたいときに、使いたいサービスを受けられるようになるのが理想ですよね。

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1つの変更でも、行うテストは数千種以上。
安全を守るための検証は徹底します。

今回のサービスとアプリは、当社にとって新しいチャレンジでした。生活視点から来るニーズや要望を、適切なサービスとして届けるために、どのようなレベル、デザイン、クオリティを保つべきなのか。ただの『リモコンアプリ』にはしたくないという思いもありました。家と家族を見守るなど、様々な情報を扱う多機能なものになるため、アプリUIは誰もが一目で使いやすいもの、また今後の拡張性も見据えたものを目指し、企画の段階からも操作性のユーザーテストを行うなど試行錯誤しながらのプロジェクトとなりました。

PLATFORM HOUSE touchをリリースするにあたり、本当は在宅時急性疾患早期対応ネットワーク「HED-Net」という健康管理サービスとの同時リリースを目指していました。
しかし、パイロットプロジェクトを通じて様々な学びがあり、課題対応するためにさらなる開発が必要ということになったんです。そこで、アプリで住宅設備機器の操作を行う機能とは切り離すことになりました。

すでに出来上がったシステムから一部の機能を切り出すと、システムが正常に動かなくなる可能性があるので、3ヶ月ほどかけて数千種類以上のテストを実施しました。
弊社の研究施設に缶詰になって行ったのですが、とても地道な作業で大変でしたね。

テストは実施すればするほど品質が高まりますが、もちろん期限が限られていますので、期限内で最大限のことをやるよう努めます。
すべてのテストをクリアしたときの達成感はすごかったですね。「今すぐチームで打ち上げに行きたい!」という気分でした(笑)。

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もっとも大切にしていることは"
常にユーザー目線"であること。

プラットフォームハウス推進部の先輩の写真
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新築での採用率は当初の目標をすぐに超え、たくさんの方に実際に使ってもらっています。30~40代の子育て世代、そしてご家族仲がとても良いお客様の採用率が高いようです。
「PLATFORM HOUSE touchのおかげで、気持ちと時間にゆとりが生まれました。やることが盛りだくさんな朝の出勤時も、大助かりです。」「子どもの毎日の帰宅を確認できれば、安心です。部屋の室温や戸締り状況を遠隔で見守ることができるのも、ありがたいですよね。」などたくさんのお声も届くようになりました。

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プラットフォームハウス構想の最終目的は、お客様に幸せを提供することなので、常にユーザー目線で考えるという姿勢をチームのみんなが持っていると感じています。

PLATFORM HOUSE touchのサービス提供はまだ始まったばかりなので、テストでは拾いきれなかったエラーが出てきたり、お客様からご要望をいただいたりすることも多いんです。
チーム内でも「もっとサービスを良くしていこう!」と話し合いながら作業を進めていますね。ここではお話できないのですが、新たな機能なども随時企画しています。

私自身の当面の目標は、PLATFORM HOUSE touchを安定的に稼働させることです。ユーザー様が1,000棟を超えてから、リリース前のテストでは拾いきれなかったエラーが浮き彫りになってきたので、まずは目の前の課題を一つずつ解決していきたいですね。
また、現在は新築戸建のみが対象ですが、将来的には当社の賃貸やリフォーム物件、他社物件でも使えるサービスになっていけばと考えています。

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