
仕事を知る
インテリアのご提案だけではなく
広い視野で住まいづくりに関わります。
主に設計担当とチームを組み、建物のコンセプトからインテリアエレメント(内装、設備、照明計画、カーテン、家具等)の提案、完成現場見学会での家具や小物のコーディネートに至るまで幅広く担当します。シャーメゾンなどの賃貸住宅をはじめホテル、医療施設などを担当し、建築計画の初期段階からお客様に向けたプレゼンテーションに関わることもあります。複数案件を同時並行で進めますので、多くのお客様にお会いすることができ、その経験が自分の成長に繋がっていると感じています。
お引き渡しの直前まで
建物のクオリティを追求します。
ある賃貸マンションの案件で、高級感やその土地らしさをメインコンセプトに据えたものがありました。完成間近の段階でお客様に建物をご覧いただくと大変喜んでいただいたのですが、その後営業や設計と打ち合わせをした際、「エントランス周りでもう一工夫できるのではないか」という話になりました。お客様の期待通りの満足ではなく、期待以上の満足をプレゼントしたいという想いで、家具の配置場所や間隔、照明の角度など細部まで調整し、エントランスなどの共用部を入居者に寄り添ったおもてなしの空間が完成。お引き渡しのときにお客様から「あれほどの完成度の建物がさらに良くなるとは思わなかった」というお言葉をいただき、さらに喜んでくださいました。たとえお客様に100%納得いただいていたとしても、お引き渡しまで建物のクオリティを追及していくことの大切さを学んだ案件です。
インテリアコーディネーターの仕事には「何をどうすれば住まいが魅力的になるのか」を判断できる感性だけでなく、お客様が何を求めていらっしゃるのか、お客様に寄り添い考えることが重要です。私は入社してから約7年、住宅展示場に勤務しておりましたので、その経験を通して得た商品知識や、接客をしながらお客様のニーズを汲み取る力は、インテリアコーディネーターの仕事にも役立っています。この仕事を目指されるみなさんも、地道に知識を身に付け、「なりたい自分」への思いを持ち続けてほしいですね。